【1日計画表の効用】

(2022年4月号 ニューウェイブ誌コラムにて)
私は、毎朝その日の予定を1日計画表に記入し、タイムスケジュールや優先順位をきめて頭の整理をする。すると、自分しか出来ない大事な仕事、他へお願い出来る仕事(何も自分でやらなくてもいい仕事)、やっつけ仕事(経費処理等)、メールだけで片付けられる仕事など整理ができ、あとは処理が済んだらマーカーペンで消して、頭から離す。そんな中で何日かに1度 気の重い仕事が出てくる。会合の段取り進行(うまく行って当たり前の仕事)、初めての仕事(要領がわからない、自信がない、不安)、交渉事(相手がいやがることをお願いせねばならない等)など…
そのような時、私はその仕事に給与から配分して「値段をつける」。いわば その仕事が終われば〇万円現金が手に入ると仮想するのである  例えば…
・当方主催(私が責任者)の会合(総会、理事会など)が無事終われば5万円
・クレームに対して電話せねばならぬ仕事なら その電話1本で1万円
・苦手な得意先と折衝なら 勇気を出し折衝をスタートして1万円、折衝が終われば2万円
・苦手な上司に失敗の報告をせねばならないなら その報告で1万円  など
毎日8時間目一杯つらい仕事をやっているわけではないから、その行為に多めの金額をあてることができる。月1回だけとても辛い仕事があり、たとえば月給が20万円なら、そのつらい仕事に10万円くらいあててもいい。このようにしていると、気が進まない相手への鬱陶しい内容の電話でも、たった1本この電話さえすれば1万円手に入り美味しいものが食べられると思えば、行動を起こしやすくなる。以上、何事も行動を起こさねば 次へ進まないので一歩前へすすむための自己マインドコントロール方法である。そして行動さえすれば、時間は勝手に進んでいくし、大抵は思い悩むほどのことはなく解決し 過ぎ去っていくのである。

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