販売のパイを広げるには 新しい仕入れ先を増やす

(ニューウェイブ誌2020年12月号 コラムより)
千葉県の大型展示会場・幕張メッセで9月に「総務・人事・経理Week」、「オフィスセキュリティEXPO」「オフィス防災EXPO」「働き方改革EXPO」展示会、10月に「通信・放送Week」「5G/IoT通信展」「4K・8K映像技術展」「Japan IT Week」「クラウド業務改革EXPO」「情報セキュリティEXPO」展示会がリアル開催された。     もちろん、マスク・消毒・検温のコロナ感染対策は徹底されており、出店数は80%くらいで展示スペースには、すき間も少しあり、最終日であったが入場者も例年の80%くらいであった。例年と風景が異なるのが、机と椅子が並んだリモート用のスペースが設置されていること。かなりの人数がそこでパソコンをたたいていた。参加企業のパンフレットをみたが、私の勉強不足もあって、そこには聞いた事のない企業ばかり。今や世間の関心第一のテーマがずらりと並ぶ展示会の出展企業とお付き合いが無いのはいかがなものかと感じる。
苦手な横文字、専門用語くらいは勉強して、これらの出展企業と情報交換する必要性を感じた。我々には彼らが一番欲しがる販売ルートがあるのだから、それを生かすべきだと思う。共創する道はあるはずだしせねば時代に遅れるような気がする。このような分野に出ていき新しい仕入れ先を増やさねば、販売のパイは縮小していくばかりではないだろうか。

3+

モノ売りからコト売りへ

(ニューウェイブ誌2018年3月号コラムにて)

経済産業省は我が国産業が目指す姿としてコネクティッドインダストリー(様々なつながりにより新たな付加価値が創出される産業社会)を提唱している。デジタル化が進展する中、我が国の強みである高い「技術力」や高度な「現場力」を活かした、ソリューション志向の新たな産業社会の構築を目指すとの内容である。今や我々の業界のみならず「モノ売りからコト売りへ」は産業界の常識となっている。コネクティッド(つながり)が今後の成長の必須要件であるなら、そのつながりの中で主導権をとることが必要である。喩が悪いが家庭のなかでも主導権を持ってる方が自由度は高いし金も使える。

「モノ売り」はインターネットがお得意な分野であるが、「コト売り」のようなユーザーの希望を踏まえた提案や気持ちを察した提案は人間しかできないし、我々卸業が今後生き残る戦略の柱となる。メーカーの最先端の商品をアッセンブルして、最大効果、最大満足をユーザーに与えられるのは卸業に一日の長がある。加えて「地域密着」で生涯ユーザーとのご縁を最大限にいかし、安心を与えられるのも強みである。「コト売り」と「地域密着」を武器として、スマートパワーネットワークの旗印のもと電気の安全性・利便性を訴求し、築きあげてきたノウハウの蓄積を使っていくことが主導権をつかむ為の王道であろう。

2+

ラグビーワールドカップ

ニューウェイブ誌2019年12月号
私は東京に単身赴任ということもあり、比較的自由な時間が持て自分自身への投資に充てることが出来る。そのようなこともあり、すっかり朝の散歩がルーティンワークに入ってしまった。すでに5年は続けているだろうか。6時に起床し、部屋でラジオ体操をした後散歩へ。スタートは近所のお地蔵さんへのお参りから始まり、隅田川沿いをストレッチ含め約30分散歩し、朝の新鮮な空気を満喫した後、稲荷神社への参拝でおわる。お参りをさぼると何か悪いことが起こりそうで、気の弱い私は雨の日でも傘をさしてお参りだけは行くようになっている。
 その稲荷神社の手水舎(手を清める場所)で毎日、目にするのは「反省~威張る時には神に捨てられ、欲張る時には金に背かれ、妬むときには友を持ち得ず、怒るときには己を失うのだ」という言葉だ。神様の場所にかかれている言葉は どこか厳かで、書物やテレビ、SNSで見るものより重く感じる。
 コトバは言霊(ことだま)とも言われるが、その使い方ひとつで親友をなくしたり、誤解を招いたりする怖いものでもあるが、反面「ひとつの言葉」で局面が変わったり、救われたりする諸刃の剣のようなものである。政治家や有名人が失敗するのも 普段思っていたことがついコトバに出てしまったり、、、まさに「語るに落ちる」である。
 「明元素」「暗病反」言葉というものがあるが、私は、できるだけ「ありがとう、やってみよう、楽しい、うれしい、おもしろい、おいしい、ついてる…」などの「明元素」言葉を使い、自分の持つパワーが減らないようにしている。よく他人に「楽観的」と誤解される事もままあるが、「つたないレベルでも、やれることは、さぼらずにしっかりと準備し、知恵の少なさを補うため衆知を集め、決断して前に進む」あとは、運を天にまかせ、ひたすら神頼みである。だから毎日の散歩が欠かせない。まあ私なりに日々必死に生きている(つもりである)

3+

オンライン飲み会 初体験 

(ミューウェイブ誌 2020年6月号コラムより)
コロナ自粛でスマホの小さな画面で映画ばかり見るのも疲れ、誰かと話をしてストレス解消したいタイミングであった去る4月の土曜日に、「オンライン飲み会」なるもののお誘いがかかり、新しいもの好きな私は、飛びついて参加した。
 参加の方法も研究(ユーチューブで説明を見れば簡単にわかる)、7人で集合し、飲み会がスタート。リアルと同じ乾杯。参加者のうち3人が初めての経験だったが、いろいろな話題やユーチューブの演奏を使ったカラオケなどで楽しい時間を過ごすことが出来た。
中華でも焼き鳥でも日本料理でもイタリアンでも自分が食べたいものを用意すればいいし、無理やり酒をつがれることもなく自分のペースで飲めるなど、適度な人間関係の距離感や自由度を保てるのがいい。さらに自由に出入りできるし、途中で風呂にも入れる、帰りの電車の心配もない。
 オンラインにはリアルと違ったルール、マナーが新たに発生する。
・音声が重ならないように自分が発言する時はミュートを解除し、聞き役に回る時はミュートする
・相づちは声を出さず、大きくうなずくジェスチャーで答える
・パソコンを少し上げて、目線をカメラと同じ高さにして、上から目線にならないようにする
・逆光に注意し写りが暗くならないようにし、覗かれないように背景にも気を配る
・挙手や満面の笑みで答える等々
時代についていくが必要あるし、これから先10年後、20年後を担う学生たちは小さい時から授業をこれで受けて、これらが標準スタンダードになっているだろう。しかし、ただ単に安きに走るのではなく、リアルとWEBの良い点、悪い点をしっかりと掴み、使い方を間違えないようにしたい。

3+