下を向くな!

(2015年1月号コラムより)

木枯らし吹く師走のあわただしさの中、通勤途上の道行く人を見てみる。狭い歩道にせかされたように行きかう人々、その半分いや大方7割以上の人がうつむいて歩いている。まるでその前かがみの姿勢が通勤の基本姿勢のようにも見えてしまう。

視線の先は大体前方3mの地面、あるいは手に持ったスマートフォン。恒例のセブンイレブンの100円コーヒーを持って歩く私と危うくぶつかりそうになる。

医学的にも「下を向いて歩くことで生じるリスク」があるという。首を下げて猫背の様な姿勢が続くと腹筋や背筋を使わないので肩コリ、腰痛の原因にもなるし老けた容姿になる。目線をあげて空をみると~空の青々とした色は色彩心理学的に見ても心を落ち着かせてくれ身体をリラックスさせてくれる効用がある。

さあ新しい一年が始まる。今年の第一歩は背筋を伸ばし胸を張り、目線を上げて歩こう。

そして少しだけ口角を上げた笑顔が演出出来れば、神様も運を運んでくれるかもしれない

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ほうれん草とベーコンのバター醤油パスタ

(材料)パスタ100g、オリーブオイル大さじ1、ニンニクひとかけ、ほうれん草半束、ベーコン適量、塩ひとつまみ、バター10g、醤油大さじ1、コンソメ小さじ1、粗挽きこしょう適量、水1カップ

  1. パスタゆでる
  2. ほうれん草は硬めにゆで、4cmにカット
  3. ベーコンは食べやすい大きさにカット
  4. フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくが香るまで炒め、ベーコン、ほうれん草の順に入れる
  5. そこに水、コンソメ、醤油入れて煮たたせる
  6. さらにパスタを入れ、混ぜ合わせバターをからめる
  7. お好みでこしょうをかける

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コーチング

(2015年8月号コラムより)

部下指導、人材育成の指導法に「コーチング」という言葉を頻繁に見る。コーチと聞くとどうしてもスポーツでのコーチが想像されるが、自分でつかみ取った技術を人に教えることほど難しいことはない。名選手かならずしも名コーチならずである。長嶋茂雄のコーチは「こうきたら パッとこう打つんだ」と指導すると聞くが 松井のようなその域に達している選手には理解でき気づきを与える事ができるが そのような一流の選手ばかりではない。ましてや現在はインターネットの普及により世代間の格差が顕著になり、場合によっては言葉(言語)さえ通じないことがある。そしてさらに悪いことには 年配者の最新技術情報の不足、若者の教わりたいという要求の欠如(自分で調べた方が早いという現象)および お互いのコミュニケーションの場の不足がある

そしてとどのつまり「いちいち言わなくても わかっているはずだ」で済ませてしまい、意思疎通の欠落の結果 人間関係のトラブルまで発展する。「いちいち言わなくてもわかるだろう」というあなたと「きちんとわかるように言ってくれないとわからない」と反論する相手。手間に感じるかもしれないが 特に大切なことは わかっている事でも繰り返しつたえる価値はある。同時に自分にとっても再確認になる。無駄にはならない

「言わなくてもわかる」と思うことをわざわざ伝えるのが 信用を重ねるコミュニケーションである。それには手間と根気が不可欠である。若者が「うざい」と遠ざける「おせっかいのコミュニケーション」の重要性が高まっているのかしれない。

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牛肉ホウレン草玉子炒め

  1. (材料)ホウレン草1束、玉子3、牛肉200g
  2. ホウレン草を軽く下茹で
  3. 牛肉は醤油大さじ1/2で下味をつける
  4. 玉子3個をといて塩小さじ1/2、酒大さじ1/2をまぜ、油大さじ1/2入れたフライパンで炒めて 一旦皿にもどす
  5. フライパンに油大さじ1、バター大さじ1を入れ、牛肉を入れ、次にホウレン草を入れる。そしてしょうゆ大さじ2、酒大さじ1を入れる
  6. 皿に出した玉子を入れる

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プロはわかりやすく伝える

  1. (2015年5月号コラムより)

伝えなければ、伝わらなければ、それは「ない」のと同じ。これは真理ではないだろうか。売上をあげる方法のひとつは「わかりやすく」すること。本来、人は聞きたい事だけ(関心・興味のあることだけ)聞くようにできている。その障壁を乗り越えて伝える(聞かせる)ところにプロのプロたるゆえんがあるのだと思う。どんなにいい商品でもその商品の良さだけでは価値はない。わかりやすく伝えることで初めてお客様の中で価値が認められる。よく付加価値営業という言葉を使うが、付加価値とは売る側ではなく商品を使うお客様の中にできるものである。極端に言えば、たとえ売る側が意図しない使い方であっても その使い方でお客様の中に価値が出るのであれば それは立派な価値である。

そういえば、私の社会的価値は?などと自分に問う人もいるが、他人の価値はわかっても自分の価値は正しく評価できない。自分で自分に値札はつけられない。会社に給料という価格で買っていただいている。私の価格・値札(価値)が色あせて滞留品(廃却品)にならぬよう、日々新たに励もう。

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「失敗」のふりがなは「経験」

(2015年9月号コラムより)

内閣府の今年6月の白書の発表によると20~39歳の独身者の「恋愛したくない比率」は46.2%だという。低所得による自信の欠如、自分だけの時間の確保、余暇を過ごす選択肢の増加、引きこもり化等色々原因はあげられるが テレビの識者によると 失恋して

自己否定されるのが怖いからだという。つまり失敗体験を極度に恐れているとの解説であった。

昔から 格言には失敗をはげますことばで溢れている。それほど人間は元来、本質的には弱いものである。

・「失敗とは、一つの教訓にほかならないし好転する第一歩だ」フィリップス

・「失敗から多くのことを学ぶだろう」ロングフェロー

・「私の過去はみんな失敗が土台づくりをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である」本田宗一郎

・「失敗のふりがなはケイケン(経験)」

さて最近これが科学的にも証明されていると知り、より一層「失敗すること」の大切さを学んだ。さまざまなことに挑戦し、痛い思いをすることが、脳の“優先順位”を作り「大事なもの ことを選択する」脳を作るのだという。つまり、脳にはいくつもの回路があり失敗に使われた回路には信号が行きにくく、成功に使われた回路には信号が行きやすくなり、とっさに正解が出せるようになっていくのだそうだ。

先人の格言にもあり、又脳科学的にも正式に証明されているのであれば、失敗は文字通り成功の種であることに間違いはなさそうだ

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