交渉(ネゴシエーション)の極意

(2014年5月号コラムより)

政府の成長戦略の後押しもあり国内の建設需要が回復しつつあるが、TPP・近隣諸国との
関係良化等の交渉事が今後の課題のひとつになっている。商売でも交渉事は大なり小なり日常ついてまわる。釈迦に説法であるが、よく使う「ネゴ」は 値段交渉の「値交」ではなく英語の「ネゴシエーション=交渉」の略であるとは よく先輩から指導されたものである。交渉力を決める要素は次の7つに集約されるそうだ。
①合意をしたいと思う温度差~妥協してでも合意したいと思うと交渉力は弱くなる
②他の選択肢~他にも良い選択肢を持っていれば強気で交渉が出来る
③時間~時間(タイムリミット)を気にして合意を焦ると交渉力は弱くなる
④情報~交渉相手の上記①~③の情報を手に入れていると有利になる
⑤演技力~自分の上記①~③の状況を相手に
誤解させることが出来れば交渉力は強くなる
⑥客観的状況~世論、専門家の意見など
一般的な事実や状況に反する主張は、      相手に受け入れられない
⑦人間力~人を魅了する人間力があると優位に交渉できる ただし あまり策におぼれての本末転倒には十分注意を要する。やはり根底に必要なのは スポーツでも最後は技術ではなく勝ちたい気持ちの強い方が勝者になるとよく言われるように、こうしたいという「熱い思い」だろう。交渉事がつらいものではなく、楽しめるようになれれば ビジネスマンとして一人前だ。  [事務局長-宮軒 治雄]

3+

まいたけと挽き肉の中華炒め

(材料)4人分 まいたけ1パック、ピーマン4個、にんにく1かけ、赤とうがらし1本、牛豚挽肉200g

A オイスターソース大さじ2、鶏ガラスープの素小さじ1/2

B 片栗粉小さじ1、水大さじ1

  1. まいたけは食べやすく裂く。ピーマンは8等分に切り斜め半分に切る。
  2. フライパンにサラダ油大さじ1と細かくしたにんにくと赤とうがらしを入れ、香りが出たら、挽肉と塩小さじ1/2を入れて炒める。
  3. まいたけとピーマンを加えて炒め、Aで調味し、Bでとろみをつける。

4+

「普通」の中心にいる意味

(2015年4月号コラムより)

最近は世の中の変化のスピードが速く驚いてしまうことがしばしばある。先日、東京ビッグサイトで開催されたスマートエネルギーWeek2015展示会へ行ってきた。太陽電池展、電力自由化EXPO、スマートグリッドEXPO、二次電池展、エコハウス・エコビルディングEXPO、水素・燃料電池展などの合同イベントである。出展社数は1580社で、そのうち現在我々と取引のある企業は数えるほどである。LED照明の普及当初、200社超の企業参入で驚いたものであったが、エネルギー関連の商売でチャンスをつかもうとしている企業のパワーはそれどころではない。まるで砂糖にアリが群がるようにこの商売にシフトしてきている。我々が深く関連してきた「電気」はこのエネルギーの中心である。それゆえこれからも我々が中心で、、、そんな安易で楽観的な気持も ぶっ飛んでしまった。もう1580社のめざす商売が普通(スタンダード)で 我々はすでに普通の中心からはずれはじめてているのでは?

辞書で「普通」をしらべると「ごくありふれたものであること。あたりまえであること。」とある。日本人は特に「普通」が好きな人種で「人並み」であることに気を使う。環境とともに日々変化するこの「普通」の中心に居続けるのがいわゆる「時流にのる」ではないだろうか。従来からの基準、目線で近視的に物事を見ているうちに 変化においてけぼりにされ、とっくに普通の範疇からはずれてしまっているのではないか そんな警告を受けた気がした

一番大切なお客様と「不通」にならないうちに 現在の立ち位置を再度客観的に見直す必要性を痛感した次第である。

1+

下を向くな!

(2015年1月号コラムより)

木枯らし吹く師走のあわただしさの中、通勤途上の道行く人を見てみる。狭い歩道にせかされたように行きかう人々、その半分いや大方7割以上の人がうつむいて歩いている。まるでその前かがみの姿勢が通勤の基本姿勢のようにも見えてしまう。

視線の先は大体前方3mの地面、あるいは手に持ったスマートフォン。恒例のセブンイレブンの100円コーヒーを持って歩く私と危うくぶつかりそうになる。

医学的にも「下を向いて歩くことで生じるリスク」があるという。首を下げて猫背の様な姿勢が続くと腹筋や背筋を使わないので肩コリ、腰痛の原因にもなるし老けた容姿になる。目線をあげて空をみると~空の青々とした色は色彩心理学的に見ても心を落ち着かせてくれ身体をリラックスさせてくれる効用がある。

さあ新しい一年が始まる。今年の第一歩は背筋を伸ばし胸を張り、目線を上げて歩こう。

そして少しだけ口角を上げた笑顔が演出出来れば、神様も運を運んでくれるかもしれない

1+

ほうれん草とベーコンのバター醤油パスタ

(材料)パスタ100g、オリーブオイル大さじ1、ニンニクひとかけ、ほうれん草半束、ベーコン適量、塩ひとつまみ、バター10g、醤油大さじ1、コンソメ小さじ1、粗挽きこしょう適量、水1カップ

  1. パスタゆでる
  2. ほうれん草は硬めにゆで、4cmにカット
  3. ベーコンは食べやすい大きさにカット
  4. フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくが香るまで炒め、ベーコン、ほうれん草の順に入れる
  5. そこに水、コンソメ、醤油入れて煮たたせる
  6. さらにパスタを入れ、混ぜ合わせバターをからめる
  7. お好みでこしょうをかける

3+

コーチング

(2015年8月号コラムより)

部下指導、人材育成の指導法に「コーチング」という言葉を頻繁に見る。コーチと聞くとどうしてもスポーツでのコーチが想像されるが、自分でつかみ取った技術を人に教えることほど難しいことはない。名選手かならずしも名コーチならずである。長嶋茂雄のコーチは「こうきたら パッとこう打つんだ」と指導すると聞くが 松井のようなその域に達している選手には理解でき気づきを与える事ができるが そのような一流の選手ばかりではない。ましてや現在はインターネットの普及により世代間の格差が顕著になり、場合によっては言葉(言語)さえ通じないことがある。そしてさらに悪いことには 年配者の最新技術情報の不足、若者の教わりたいという要求の欠如(自分で調べた方が早いという現象)および お互いのコミュニケーションの場の不足がある

そしてとどのつまり「いちいち言わなくても わかっているはずだ」で済ませてしまい、意思疎通の欠落の結果 人間関係のトラブルまで発展する。「いちいち言わなくてもわかるだろう」というあなたと「きちんとわかるように言ってくれないとわからない」と反論する相手。手間に感じるかもしれないが 特に大切なことは わかっている事でも繰り返しつたえる価値はある。同時に自分にとっても再確認になる。無駄にはならない

「言わなくてもわかる」と思うことをわざわざ伝えるのが 信用を重ねるコミュニケーションである。それには手間と根気が不可欠である。若者が「うざい」と遠ざける「おせっかいのコミュニケーション」の重要性が高まっているのかしれない。

1+

牛肉ホウレン草玉子炒め

  1. (材料)ホウレン草1束、玉子3、牛肉200g
  2. ホウレン草を軽く下茹で
  3. 牛肉は醤油大さじ1/2で下味をつける
  4. 玉子3個をといて塩小さじ1/2、酒大さじ1/2をまぜ、油大さじ1/2入れたフライパンで炒めて 一旦皿にもどす
  5. フライパンに油大さじ1、バター大さじ1を入れ、牛肉を入れ、次にホウレン草を入れる。そしてしょうゆ大さじ2、酒大さじ1を入れる
  6. 皿に出した玉子を入れる

2+

プロはわかりやすく伝える

  1. (2015年5月号コラムより)

伝えなければ、伝わらなければ、それは「ない」のと同じ。これは真理ではないだろうか。売上をあげる方法のひとつは「わかりやすく」すること。本来、人は聞きたい事だけ(関心・興味のあることだけ)聞くようにできている。その障壁を乗り越えて伝える(聞かせる)ところにプロのプロたるゆえんがあるのだと思う。どんなにいい商品でもその商品の良さだけでは価値はない。わかりやすく伝えることで初めてお客様の中で価値が認められる。よく付加価値営業という言葉を使うが、付加価値とは売る側ではなく商品を使うお客様の中にできるものである。極端に言えば、たとえ売る側が意図しない使い方であっても その使い方でお客様の中に価値が出るのであれば それは立派な価値である。

そういえば、私の社会的価値は?などと自分に問う人もいるが、他人の価値はわかっても自分の価値は正しく評価できない。自分で自分に値札はつけられない。会社に給料という価格で買っていただいている。私の価格・値札(価値)が色あせて滞留品(廃却品)にならぬよう、日々新たに励もう。

1+

「失敗」のふりがなは「経験」

(2015年9月号コラムより)

内閣府の今年6月の白書の発表によると20~39歳の独身者の「恋愛したくない比率」は46.2%だという。低所得による自信の欠如、自分だけの時間の確保、余暇を過ごす選択肢の増加、引きこもり化等色々原因はあげられるが テレビの識者によると 失恋して

自己否定されるのが怖いからだという。つまり失敗体験を極度に恐れているとの解説であった。

昔から 格言には失敗をはげますことばで溢れている。それほど人間は元来、本質的には弱いものである。

・「失敗とは、一つの教訓にほかならないし好転する第一歩だ」フィリップス

・「失敗から多くのことを学ぶだろう」ロングフェロー

・「私の過去はみんな失敗が土台づくりをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である」本田宗一郎

・「失敗のふりがなはケイケン(経験)」

さて最近これが科学的にも証明されていると知り、より一層「失敗すること」の大切さを学んだ。さまざまなことに挑戦し、痛い思いをすることが、脳の“優先順位”を作り「大事なもの ことを選択する」脳を作るのだという。つまり、脳にはいくつもの回路があり失敗に使われた回路には信号が行きにくく、成功に使われた回路には信号が行きやすくなり、とっさに正解が出せるようになっていくのだそうだ。

先人の格言にもあり、又脳科学的にも正式に証明されているのであれば、失敗は文字通り成功の種であることに間違いはなさそうだ

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