「迷ったら茨の道を行け」佐田展隆氏のお話

2020年7月27日 若手研修会にて スーツSADA佐田社長のお話より

スーツSADAの規範(マインド)
①おもてなしの心(利他のこころ)  世の為人のために尽くしているか
②自責の思考  自分のコントロールできることをしっかりやれているか
③チャレンジスピリット 昨日までやったことのない事をやっているか
④ポジティブシンキング  犬も歩けば棒にあたる~辛い時こそ歩き回れ
            長期的視野で今現在を見よ
            悲観は気分に属し 楽観は意思に属す
⑤執着心  困難から考えるか、可能性から考えるか

6+

手帳の使い方

たしか40年前、学生から社会人になり、約束する事、指示される事、やらねばならない事のボリュームが天文学的になった時、頭で覚えることをあきらめ、ひたすら手帳に書き、処理が済んだら当時は赤鉛筆で消していたのがスタートだった。現在は赤鉛筆から緑(環境色)のマーカーペンに変わったが今だに続いている。一元管理をしないと頭がこんがり、抜けも出るので、とにかく思いついたことは手帳に書く、そして今日、明日の予定はデイリーシートに書き換えながら、優先順位をつけて、機械的に丁寧に処理していく。

  • (手帳に書くことの効果)
  • 覚えなくていい 頭のストレス軽減
  • 一元管理できる 重複のミスがない
  • 優先順位がつけられる
  • 時間管理が出来る 段取りが出来る
  • アイデアが浮かび「楽しく」なるように加工出来る
  • (処理済みをマーカーで消す効果)
  • 一切頭から離れ 先の処理にすすめる
  • 万一振り替える必要あっても残っている
  • 一つ一つ終わった感、小さな達成感が味わえる

電車の中などで、手帳を見たりして、段取りを考えたり、○○の戦いなど名前をつけてゲームにしたり、終わったら自分へのご褒美を! など考えてると、「楽」で「楽しい」

9+

仕事に値段をつけると楽になる

私は、毎朝その日の予定を手帳にかいて、タイムスケジュールや優先順位をきめて頭の整理をする。すると、自分しか出来ない大事な仕事、他へお願い出来る仕事(何も自分でやらなくてもいい仕事)、やっつけ仕事(経費処理等)、メールだけで片付けられる仕事など整理ができ あとは処理が済んだらマーカーペンで消して、頭から離す(またいつか 私の仕事術については あらためて別に記事を書きます)    そんな中で 何日かに1度 気の重い仕事が出てくる。会合の段取り進行(うまく行って当たり前の仕事)、初めての仕事(要領がわからない、自信がない、不安)、交渉事(相手がいやがることをお願いせねばならない等)など…

そのような時 私はその仕事に給与から配分して「値段をつける」。いわば その仕事が終われば〇万円現金が手に入ると仮想するのである  例えば…

  • 当方主催(私が責任者)の会合(総会、理事会など)が無事終われば10万円
  • クレームに対して電話せねばならぬ仕事なら その電話1本で2万円
  • 苦手な得意先と折衝なら 折衝が終われば3万円
  • 苦手な上司に失敗の報告をせなばならないなら その報告で2万円  など

毎日8時間目一杯つらい仕事をやっているわけではないから、その行為に多めの金額をあてることができる。月1回だけ辛い仕事で月給が30万円なら、そのつらい仕事に15万円くらいあててもいい。

このようにしていると、気が進まない相手への鬱陶しい内容の電話でも、たった1本この電話さえすれば2万円手に入り美味しいものが食べられると思えば、行動を起こしやすくなる。

以上、何事も行動を起こさねば 次へ進まないので一歩前へすすむための自己マインドコントロール方法である。そして行動さえすれば、時間は勝手に進んでいくし、大抵は思い悩むほどのことはなく解決し 過ぎ去っていくのである。

15+

壁の話

東京オリンピックの水泳で金メダル候補であった池江選手が、白血病が発覚した際に「神様は越えられない壁は決して与えない。だから頑張ります」と記者会見で話していた。私も全く同感、同じ考え方で 一気に池江選手をリスペクトしファンになった。一流選手は考え方も一流だ。

私も30歳過ぎに、営業の担当変更の際 過去最大の壁にぶち当たった。前任者は転勤でいない、仕事も処理方法が皆目わからない、お客さんは会う人会う人初対面で、今でこそ「ヘレン・ケラーの三重苦」と回顧できるが、当時は必死であった。このまま行けば確実に自分はノイローゼになると確信していた。結果 上司、彼女(現在の妻)などに訴えたり、アドバイスにより気分転換し、時間の経過という魔力で救われた。人間の持つ「慣れる」という力は凄いもので、どうしようもない時 亀が手足を引っ込めるように じっと堪えているだけも 周囲の環境が 自分の壁を越えられるように勝手に変化していくのを経験した。

以降 この言葉は 私の人生訓になっている。「神様は決して越えられない壁は与えない、その人が成長できるように 少しだけ高い壁を与えられる。それはあなたへの期待値である」周囲の人の意見を参考にして、あがいてみる(あがけば何か解決の糸口が見つかる)それでも だめなら 時間・慣れという神様が救ってくれる。

越えられない壁はない。最悪 地下へもぐるもよし、穴を開けるもよし。地球を一回りすれば壁の向こうに行ける

22+

お天道様はお見通し

なぜか、子供の頃に聞いたこの言葉が時々浮かんでくる。何か判断に迷ったとき、悪に染まりそうになったとき、安きに走りそうになったとき、自己制御してくれる。事実を隠したりするウソや偽り、騙したりは 万一バレなくても必ず精神的に負担がくる。真実と共に生き、後ろめたさの一切ない生き方が楽だ。

今の政治家を見てると、この言葉を浴びせたくなるのは、私だけだろうか?

18+

潜在能力を探す旅へ

人の顕在能力は5%、潜在能力は95%といわれる。手当たり次第で(こずかい程度で出来る)色々な事に挑戦するのは、私自身の潜在能力を探し続ける旅だと思っている。今現在の私も充分過ぎるほど満足で、神様には感謝しているが、あとの95%が気になる。もしかしたら、イチローや大谷、カズ、ラグビーの平尾のような名プレイヤーになってたかもしれないし、芸術、俳優、音楽で名を馳せていたかもしれない。

60歳を過ぎても、まだ生き生きと一線で活躍している人がいる。残り30年で95%のうち、どれだけ見つけられるか…ヒジョーに興味深い

17+

「恥をかけるという事」は成長の証

若い時は、恥をかきたくなくても、若さゆえに恥をかく場面は出てくる。しかし、60歳を越えると、そのような場面は、回避する熟練さを身に付ける。そして成長が止まる。

お金を出してでも、自ら恥をかける場面を作ろう❗それは、決して後退ではない、小さな1歩でも成長の芽を出すことになる。

Keep on going

 

16+