黒田官兵衛

(2014年2月号コラムより)

2014年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」が始まった。豊臣秀吉の天下取りをアシストした黒田官兵衛であるが、晩年は「如水」と名乗ったように水への思い入れが深く水にまつわる名言を残している。
「自ら活動して他を動かしむるは水なり」「常に己の進路を求めて止まざるは水なり」「障害にあい激しく其の勢力を百倍し得るは水なり」「自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せて容るるの量あるは水なり」
我々はまだまだ自然から学ぶことが多そうである。万物の長である自然が少しずつおかしくなってきている。竜巻、洪水、地震・・・。
我々の業界は幸いなことに環境の保全に大きく貢献できる業界である。それを社会から期待されてもいるし又、体で実感できる。
期せずしてこの業界での仕事を与えて頂いたことに感謝し、誇りを持ちたい。

1+

新橋やきとり大統領

サラリーマンの街 新橋を代表する作品です。2013年制作。初めて少し色をつけました。#新橋 #絵はがき #サラリーマン

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半沢直樹に学ぶ

  1. (2013年10月号コラムより)

いま、「半沢直樹」というテレビドラマが話題になっている。その中でよく出てくるセリフの「倍返し、10倍返し」という言葉も流行っているようだ。8月末の視聴率でも27.8%とトップを独走している。
このドラマを見ると現実の社会で抱えたモヤモヤを解消してくれる痛快さを感じる。この感覚は「必殺仕掛人」や「桃太郎侍」、「暴れん坊将軍」などの時代劇を見終わった後に経験したものと同じような気もする。
「半沢直樹」が悪戦苦闘しながらも敢然と企業トップに立ち向かう姿と、弱者を助けるために悪代官を懲らしめる時代劇のヒーローの姿には共通する部分があるように思う。
賢い現代人は「半沢直樹」をドラマの話とドライに受けとり、評判の良くない上司に立ち向かうことはしないだろう。ただ、正義を是とする心だけは持ち続けなければならない。
また、「評判を鵜呑みにしてはならない」ということも肝に銘じるべきだと思う。上司の人柄を評価する前に自分に課せられた義務をキチンと果しているのかを問い、それから真実をシッカリと見極めるべきである。
「一方を聞いて沙汰するな」という言葉もある。卑怯な手を使わず、逃げることなく、全身でぶつかり、真正面から、真っ向勝負のできる人間を目指したい。 [事務局長-宮軒治雄]

1+

「自信」を形成する内部準拠

(2014年6月号コラムより)

企業の人事部採用部長のお話を聞く機会があった。最近の面接で自分の考えをしっかり主張できるのは女子学生で、どうも男子は自信がなさそうな学生が多いそうだ。
「自信」を形成する過程には「外部準拠」と「内部準拠」がある。準拠とは「よりどころ」という意。前者は(他人に言われたことをやる)→(できない)→(俺には才能がない。ダメな人間だ)と考える。後者は(自分でやりたいと思ったことを自分で目標設定し実行する)→(できない場合は自分で目標を修正する)→(100%成功する)→(このような小さな成功体験を積み上げていく)→自分に自信が持てるようになる。
一度しかない人生…自分で組み立てた方がおもしろいと思うが、いかがだろうか。

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尋常小学校修身書

(2014年8月号コラムより)

図書館で「尋常小學修身書(児童用)」と出会った。人生後半に差し掛かった56歳の身にも反省すべき点多々あり。仕事のリニューアルも大切だが、自分自身のリニューアルからか。
ちなみにモクロクは下記のとおり。
「ヨク マナビ ヨク アソベ」
「ジコクヲ マモレ」
「ナマケル ナ」
「トモダチハ タスケアヘ」
「ケンクワヲ スル ナ」
「ゲンキ ヨク アレ」
「タベモノニ キヲ ツケ ヨ」
「ギョウギヲ ヨク セヨ」
「シマツヲ ヨク セヨ」
「モノヲ ソマツニ アツカフナ」
「オヤノ オン」
「オヤヲ タイセツニ セヨ」
「オヤノ イヒツケヲ マモレ」
「キョウダイ ナカヨク セヨ」
「カテイ」 「チュウギ」
「アヤマチヲ カクスナ」
「ウソヲ イフナ」
「ジブンノモノト ヒトノモノ」
「キンジョノ ヒト」
「オモヒヤリ」
「イキモノヲ クルシメルナ」
「ヒトニ メイワクヲ カケルナ」
「ヨイ コドモ」
注)修身=自分の心とおこないをおさめただすこと

5+

タイ旅行

2017年11月 タイ在住の友人をたよりに、一人旅に行ってきた。1日目はひとりでひたすら寺院をめぐり、タイ料理を満喫、2日目はタイマッサージ、ヨガの講習を受けて免状をもらう。3日目、4日目は友人とゴルフ、マッサージ、食事を満喫。

日本から仲間と連れ立っていくのも楽しいが、このようにひとりで旅行して自由に歩き回るほうが、純粋な充実感が味わえる。100%自分の思うがままに知らない土地を回る。この魅力は捨てがたい

8+

インターネットの功罪

(2019年3月コラムより)

平成の時代の終焉がいよいよ秒読みに入ってきた。その30年間の功罪で一番大きいのは「インターネットの世界」ではないだろうか。ちなみにその変遷を見てみると、、、
元年 東芝が世界初のノートパソコンを発売
7年 「Windows95」日本版が発売
(阪神大震災)
8年  検索サイト「ヤフージャパン」開始
11年  NTTドコモが「iモード」開始
12年 「アマゾン」日本版サービス開始
19年 「ユーチューブ」日本版サービス開始
20年 「iPhone」国内販売開始
(リーマンショック)
23年 (東日本大震災)
25年  AI(人工知能)がプロ将棋士を破る
30年 「LINE」の国内利用者が7800万人に
この30年で誰もが簡単に情報に触れ、自分の意見を発信できるようになった。今の電車の中の風景を誰が予想しただろう。便利になったということは、それだけ悪用されやすい側面を持つ。匿名でデマや中傷を書き込んだり、詐欺などの犯罪に使われたりする危険があるし、プライバシーをどう守るかという問題もある。昨年末、北川景子主演の映画「スマホを落としただけなのに」を見たが、他人事ではなく、ごく一般の人の身近におそろしい危険が常に付きまとっているといっても過言ではない。
今年の5月から新しい元号になるわけであるが、ネットの学会での「次の30年に必要なのは何?」という問いへの答えについて、インターネットの父と呼ばれる村井純教授のよれば、それは、、、、、、、「倫理観」だそうだ。

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