(ニューウェイブ誌2017年12月号コラムにて)
先般のシーテックジャパン展示会で人気を集めていた音声ロボットの研究のために、最近話題になっているグーグルホームのお試しコーナーへ行ってみた。説明員の方が丁寧に説明してくれ、次のような大体のシステムがわかった。本体は14000円と6000円の2種類あり、まずwifiの環境が必要なこと、そして連携できるアプリが必要なこと。現在は主に海外のアプリと連携が出来、(調べ物をする)(音楽をかける)(天気予報)(近くの場所を探す)(翻訳)(本日の予定確認)(ゲームで遊ぶ)などが出来る。一番の競合会社はアマゾン社だとのこと。
そしてITに疎い私が「説明書はさぞ分厚いだろうね」と問うと、若い説明員は少し怪訝な顔をして「説明書はありません」という。わからない所は皆さん検索してお探しになりますと言うが、ふと横を見ると、「初期設定ができない、操作がわからないに駆けつけます」という(訪問サポート:グーグルホーム設定コース)説明出張サービスのチラシがあった。なるほど私のようなIT音痴には有料での説明サービスがあるんだと納得してしまう自分がいる。価格は1ライセンスで11,800円。おそらく訪問サポートを受けている際に、必要な機器が増え、金額も加算されるのだろう。
我々の業界は従来よりサービス競争が激しく説明は無料が当たり前、場合によっては施主の所まで行って説明することもある。
ユーザーにはサービスの有料化が徐々に浸透しつつあり、配送なども値上げが当たり前と認識される現在、一歩ずつでもサービスの有料化に向け進めたいものだ。単品の売り切りではなく、販売後の有料サービスで利益をとる事業が成り立ちつつある。