危機状態で顕在化されるもの

ニューウェイブ誌2020年4月号
新型コロナウィルスの感染拡大の影響が このコラムを書いている3月半ばでも一向におさまらない。
3月11日現在の状況を羅列すると
・マスクが品切れ
・トイレットペーパー、ティッシュが品切れ
・休校要請による米、ラーメン等の買いだめ
・共働き家庭での混乱
・テレワークの急速な増加
・時差通勤の実施
・カラオケ、スポーツジム禁止
・スポーツの無観客試合
・プロ野球の開幕延期   など
この影響で、収入減少の直撃を受けている方には大変申し訳ないが、ピンチをチャンスに変える機会ともとらえたい。
まず、休校により共働き家庭において、おじいちゃん、おばあちゃんの大切さが再認識されたこと。核家族でしか育ったことのない親世代も兄弟、親戚のありがたさ、つながりを再認識できたこと。
次に、今やITなしでは、仕事がすすまないとあらためて認識できたこと
そして、高齢化、女性躍進、若者の労働価値観の変化に欠かすことのできない「テレワーク」について、難しいといわれる私どもの業界でも直行直帰にて得意先で仕事をさせていただき、移動時間を削減し有効面談時間を増やし、生産性を上げる体制等への移行の検討がなされたことなどがある。
 危機状態には本当に大切なものが顕在化されるという。どうしても失うものに目が行くが、一方新しく視野に入るものもあるはずである。

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