(ニューウェイブ誌2018年12月号コラムにて)
毎年9月から10月にかけて募集される第一生命のサラリーマン川柳。1986年に社内コンクール企画としてスタートして32回を数えるが、それぞれの時代のサラリーマンの“ホンネ”を代弁し、働き方の変化が表れる。2010年頃からは「パワハラ」にスポットが当てられ、部下に配慮する上司の姿と、自由な行動をする部下の姿を投影した句が多く登場する。たとえば「叱らずに育てた部下に怒鳴られる」「気遣いは昔上司に今部下に」「「辞めます」に上司どっきり「タバコです」」「頼みごと 早いな君は できません」等。中間管理職の苦悩はまだまだ続きそうだ。
その道の一人者に パワハラ、セクハラの境目(判断基準=裁判になった時の論点)を聞いてみた。
【パワハラの論点】
- 業務(=教育的指導含む)の範囲を超えているか否か
- 相手の人格・人権を傷つける言動になっていないか
【セクハラの論点】
- 被害者の不快感の程度~同じ職場で被害者と同じ性に属する人達の一般的な受け止め方が基準
- 職務上の地位、関係性
NO(いや!)と言えない立場である
私なりの判断は リスペクト(尊敬)を伴うソンタク、愛情(一人前にしてあげたい)を伴うコミュニケーションであれば胸をはってもいいのではと思う。ハラスメント菌を駆逐するのは、見返りを求めない無償の愛情ではないだろうか?甘いね君は、と言われそうだが、、、
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