(ニューウェイブ誌2015年12月号コラムより)
11月の初めに1日有給休暇を頂き4連休でスペインへ行ってきた。私としては初めての海外旅行の一人旅であり、好奇心満々の冒険企画であった。一連の切符の手配から始まり無事に帰国した感想としては「インターネットおそるべし!」である。
昨今新聞でよく目にするIoTではないが、今回は気楽な一人旅ということもあり、旅行業者をつかわずに格安のサイトを試してみようと考えた。格安の航空券から始まり、格安のホテル手配、Wifiレンタル、現地のオプションツアーまで全て自分で個別にインターネットで手配をした。はじめての事なので悪質サイトにだまされるのではないか?という不安はあったが、実際に試してみると国内での手配となんらかわらず、きわめて順調に予約できた。
現在のサイトは進化しており、先述の不安を取り除くシステムがうまく出来ている。サイトで申込みが完了すると、まず間髪置かずにメールに確認番号つきの完了の通知が届く。ましてや今回は無謀にも出発前日にイベント(サッカー)のチケット売買をサイトに申し込んだが、チケットが現地でちゃんと私の手元に届くまで、追跡情報を逐一メールで知らせてくるシステムまで構築されている。又 現地ではスマホの翻訳アプリを使えば、
日常会話程度ならスペイン語など全然しらなくてもなんら不便はない。
このようなビジネスは競争相手もすぐに現れ、生き残るためには日々更新していかねばならない厳しい世界であると察するが、ユーザーから見れば このうえなく便利である。旅行は 出発前のスケジュールを組み立てているときが一番楽しいと思うが、その点でも自分主体で時間をかけて楽しみながら自由自在に選択できる喜びも大きい。しめて15万円弱の冒険であったが、授業料としては格安だったと自負している。