「先延ばし」を「仕掛かり中」へ

(2014年10月号コラム)

サラリーマンへのアンケート実施の結果、やめたい習慣の第1位は「先延ばしの習慣」だそうである。たしかに、日常の仕事の中には、ミスの報告、資料作成、経費精算、メールの返信などやらなければいけないのだが、先延ばししたい事がたくさんある。これら「先延ばし」がストレスの一因になっていることも事実である。

習慣化コンサルタントによれば、たった3つの考え方を変えるだけで「先延ばし人間」から「すぐやる人間」に変わることが出来るという。

まず先延ばしするときの心理的感情として以下の5つが挙げられる。これらが重なり合って先延ばしという事象がおきる。

「めんどうくさい」

「失敗が怖い」

「まだ時間がある(もうない)」

「つらい」

「自信がない」

この5つの心のブレーキを3つの習慣ではずすことにより「すぐやる人間」になると下記のようなメリットが享受できる。

「ストレスが激減する」

「自信が高まる」

「周囲からの信頼が高まる」

「チャンスを逃さず、モノにできる」

「やりたいことがどんどん実現していく」

「後悔することが少なくなる」

行動力が高まると自分の可能性を広げることが出来、人生は大きく変わる。

さて肝心な その3つの習慣とは・・・

まず、「今、行動を起こすための明確な理由をつくる」~例えば「このままではマズイ!」等の危機感や「解決すれば気持ちがスッキリする」等の快感。次に「物事を具体化、明確化、単純化、見える化する」~例えば「問題を小さく分解してみる」「情報を紙に書いて整理する」「解決の為の手順を考える」最後に「小さな一歩で始める」~いきなり完璧なものを求めるのではなく、一部分だけ取り組んだり、難易度を下げたりして初動を試みる。

日常の仕事の中で 先送りしている多くの仕事を1日1つずつ、意識的に先送りから「すぐやる」ことを心掛けて変革していこう。

成功のポイントはたとえ5分でも実行してそのタスクを処理状態「ゼロ」から「仕掛かり中」に格上げすることだと思う。

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