(2014年3月号コラムより)
3月は決算シーズンあると共に、転勤・担当変更の時期でもある。それに伴い「引き継ぎ」という重要な仕事が発生する。その「引き継ぎ」が軽く扱われていないか心配だ。
「あとは君の考えでやってくれ」などと体裁はいいが義務放棄のような引き継ぎさえある。
お客様はその会社いやその担当者を信頼し又 好きになって仕事をまかせたり、発注したりする。皆様も家を建てたり、保険や大型設備などの売買、契約で長く付き合うケースで担当者がかわってしまい不具合を感じたり、 その会社への期待感が一気に薄れた経験は
ないだろうか? 担当の期間でお客様との信頼の構築に汗水ながし時間をかけて努力し築き上げたものを、「担当変更の引き継ぎ不足」によって 白紙にもどすのはある意味会社への裏切り行為でもある。お客様との歴史的つきあいの背景やお客様自身のこだわり・好み・思い・・それらをしっかりと充分な手間をかけて引き継ぐべきだろう。そうでないと会社としての信頼は積み上げて行くことができない。前任者の達成レベルからより高く積み上げられるよう引き継ぐことはある意味 その担当での卒業試験のようなもの。
在任期間の仕事での最重要の内容といっていいかもしれない
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