コロナ禍での心の距離

(ニューウェイブ2020年8月号 コラムより)
プロ野球が6月19日から始まり、観客は7月10日から。サッカーJリーグは7月4日から再開し、ディズニーランドは7月1日から、ユニバーサルスタジオは6月8日から開園。娯楽を代表するスポーツ、テーマパークが次々と解放される。又イベントでは国内最大級の展示会主催リードジャパンは東京ビックサイト、幕張メッセでの超大規模展示会について、政府および全国自治体よりの緊急事態宣言の解除を受けて、8月以降予定通り開催される。娯楽関係は慎重に段階を踏んでの再開であるが、ビジネスや夜の解放感は一気に再開の感があり、少し嫌な感じである。
さらにこの原稿を書いている7月8日時点では、東京都での感染者が連日100名を超え、再び自粛に向かう可能性もあり予断が許されない。
ソーシャルディスタンスという新しいコトバが街に溢れ、一定の距離を置く事が望ましい風潮になっている。よく似た言葉にパーソナルスペースというものがあり、15㎝前後の密接距離から5m前後の公共距離まである(そういえば妻とは年々無意識のうちに距離が離れ、気づけば公共距離をキープしている気がするのは私だけだろうか(笑))
物質的な人と人との距離を取らねばならない今だからこそ 様々な形での「心の距離」を近づけていくことが不可欠だと思う。それを埋めるのにパッと思いつくのはITの産物であるSNSの活用。私を含め世の中のおじさん達にとっては、不得意な分野である。

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