(ニューウェイブ誌2016年5月号コラムより)
死者130名を出した昨年11月のパリ同時多発テロに引き続き3月にブリュッセルの空港、地下鉄でも連続テロが発生した。一方国内に目を向けると山口組の分裂騒動で山口組と神戸山口組の抗争が激化しており、いつ多くの市民が巻き込まれてもおかしくない状況である。これらは地震や異常気象などの天災ではなく、あくまで人災であるから恐ろしい。
さらに 現在は、さまざまな意見を持った人が集う大衆ではなく、意見の合うもの同志が集う小衆の時代とも言われており、その小衆の意見が拡散・炎上するツール(SNS、報道、週刊誌、、、)にはことかかない。自分の意見、主張を持たない他責の時代の人々を誘導するには格好のツールである。作為的に悪へ誘導する輩も出始め、悪質な手口も頻繁に目にする。(マイナンバー制度や電力小売自由化など法の改正とともに必ず新たな詐欺が発生する)
質のいい情報か、悪い情報かを見分ける分析力、判断力をそれぞれ各自が磨かないと大変なことになってしまう。地道にひとつひとつ徳を積み上げて生きている人が、巻き込まれてしまわないようくれぐれも願うばかりだ。
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