「失敗」のふりがなは「経験」

(2015年9月号コラムより)

内閣府の今年6月の白書の発表によると20~39歳の独身者の「恋愛したくない比率」は46.2%だという。低所得による自信の欠如、自分だけの時間の確保、余暇を過ごす選択肢の増加、引きこもり化等色々原因はあげられるが テレビの識者によると 失恋して

自己否定されるのが怖いからだという。つまり失敗体験を極度に恐れているとの解説であった。

昔から 格言には失敗をはげますことばで溢れている。それほど人間は元来、本質的には弱いものである。

・「失敗とは、一つの教訓にほかならないし好転する第一歩だ」フィリップス

・「失敗から多くのことを学ぶだろう」ロングフェロー

・「私の過去はみんな失敗が土台づくりをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である」本田宗一郎

・「失敗のふりがなはケイケン(経験)」

さて最近これが科学的にも証明されていると知り、より一層「失敗すること」の大切さを学んだ。さまざまなことに挑戦し、痛い思いをすることが、脳の“優先順位”を作り「大事なもの ことを選択する」脳を作るのだという。つまり、脳にはいくつもの回路があり失敗に使われた回路には信号が行きにくく、成功に使われた回路には信号が行きやすくなり、とっさに正解が出せるようになっていくのだそうだ。

先人の格言にもあり、又脳科学的にも正式に証明されているのであれば、失敗は文字通り成功の種であることに間違いはなさそうだ

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