(2015年1月号コラムより)
木枯らし吹く師走のあわただしさの中、通勤途上の道行く人を見てみる。狭い歩道にせかされたように行きかう人々、その半分いや大方7割以上の人がうつむいて歩いている。まるでその前かがみの姿勢が通勤の基本姿勢のようにも見えてしまう。
視線の先は大体前方3mの地面、あるいは手に持ったスマートフォン。恒例のセブンイレブンの100円コーヒーを持って歩く私と危うくぶつかりそうになる。
医学的にも「下を向いて歩くことで生じるリスク」があるという。首を下げて猫背の様な姿勢が続くと腹筋や背筋を使わないので肩コリ、腰痛の原因にもなるし老けた容姿になる。目線をあげて空をみると~空の青々とした色は色彩心理学的に見ても心を落ち着かせてくれ身体をリラックスさせてくれる効用がある。
さあ新しい一年が始まる。今年の第一歩は背筋を伸ばし胸を張り、目線を上げて歩こう。
そして少しだけ口角を上げた笑顔が演出出来れば、神様も運を運んでくれるかもしれない